アメリカ駐在妻の仕事探し

アメリカ生活

こんにちは。ワシントン州在住のリサです。

この度は私の仕事探し経歴について書いていきたいと思います。

このたび2022年頃から、一部のビザの末尾に「S」ステータスが付けば、EADを取得せずとも就労が出来るようになりました。本来は該当の人宛てにレターが届くと書いてありましたが来たという話を聞いたことがないので、ボーダーをまたぐタイミング、もしくは最寄りのUSCISにメールないし電話で交渉してつけてもらう必要があります。

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「S」ステータス取得までの道のり

私は子どもを育てていて、2歳を過ぎるまでは保育園に預けて働く意思はなかったものの、働けるステータスを持っている、という安心感を得ていたかった為に何度も「S」ステータス喪失、取得を繰り返しました。

1.【取得】カナダからアメリカへ陸路で国境を渡るタイミング(2022年夏)

パスポートを見せるタイミングで車の中で「S」ステータスを付けてほしいとお願いしました。その場では対応してくれず、別のルートへ案内されました。そこで数ドル手数料を払い、「S」ステータスを付けてもらいました。

2.【喪失】日本への一時帰国で「S」ステータス喪失、再び(2023年冬)

アメリカへ再入国する際特に何も伝えずともステータスは変わらないだろうと思っていたら、喪失していました。

3.【取得】日本への一時帰国の帰り、ボーダーで依頼(2024年冬)

今回こそは、と思いボーダーで依頼をするとその担当者は新ルールを理解しており、『「S」つけるようになったんだよね!つけとくね!』と快く対応してくれる。

4.【喪失】カナダからアメリカへ陸路で国境を渡るタイミングで喪失(2024年春)

この時は別件で別室に案内されていたのですが、その際に「S」ステータスを維持してくれとお願いをしましたが、その担当者は知らなかったのか「S」はただの「Spouse」の「S」だからなくてもいいの一点張りで対応してもらえず。再びステータスを喪失することに。

5.【取得】USCISへ問い合わせて再度「S」ステータス復活(2024年夏)

最寄りのUSCISへ電話を試みるも、出ない。4~5回連続でかけ続けても出ないので時間を替えて数日トライしたらようやく出ました。しかしながら電話では受け付けていないのでメールで送ってくれ。もし1週間経っても返事ななければまた電話してくれ。とのこと。仕方がないので記載されていたメールアドレスにメールを送るも返事は来ない。そろそろ督促しようかと思ったタイミング(10日後くらい)に、追加資料要求のメールが届く。すぐに添付して送るも、また返事がない。1週間くらい経過したころに一度I94を確認してみたところ、「S」ステータスが付いていました!サイレント承認。まあつけてくれたのでよしとしましょう!

担当者によって認識の違いが大きく、対応も違うところがなんとも腑に落ちません(怒)今後はボーダーをまたぐタイミングで公式サイトの文言を印刷して持ち歩こうかと思っています。

実際の仕事探し

帰国後のキャリアを考えたときに、何らか仕事をしていた方がきっと有利になるだろうなと思い、子どもがもデイケア(保育園)に行き始めたタイミングで仕事探しを始めました。

ちなみに私の英語レベルは流暢ではないものの言いたいことは言えて、リスニングも日常生活を送る上で基本的には問題ないレベルです。

現地日系企業

まず最初に狙いをつけたのは、現地日系企業です。アメリカの大学を出ておらず、アメリカでの職歴もない私。新卒で日本の企業に正社員入社し社会人経験を積んだものの、残念ながらアメリカ現地企業に雇ってもらえるだけの特出したスキルはないので、日本企業での経験を評価してくれる日系企業に焦点を絞りました。Indeedにレジュメを登録し、併せて現地日系企業に強い「P社」と、友人の勧めで「T社」に登録。エージェントとの面談を行いました。

転職エージェントとのやり取りや、流れ

どちらのエージェントも以下のような流れでした。

1.サイトから会員登録、レジュメを登録。

2.担当者から連絡がある(電話、もしくはメール)。

3.その場でヒアリングor別途時間を設けてZoom形式で面談。

4.マッチングした企業情報を受け取る、興味があればアプライする

①P社

メールが届いて返事をすると面談の設定をしてくれました。お名前が日本語苗字+英語名、かつメールは日本語だったので安心していたところ面談は完全英語。何も準備していなかったので前職の説明のところでつまずき、日本語にしてくれないかとお願いしたところ片言ながら日本語で対応してくれました。子どものお迎えがあるので間に合うようフレックス制度やリモートワークができる会社を希望している旨を伝えました。当方都会からは離れているので、日経企業の多い地域まで行こうと思うと通勤往復3~4時間程かかってしまうのです。数日後届いたメールには「紹介できる案件がありません」との文字・・・。

②T社

こちらはレジュメを登録するとすぐに電話で連絡をくれました。そのまま就職状況や希望を聞いてくれて、案件があれば紹介します、と。ひとつ少しだけ近い(片道1時間弱)のお仕事を紹介してくれましたが、そちらはより経験のある方が先に採用が決まってしまったとのことで面談にも望めず・・・。ちなみに受付・一般事務の仕事でした。そしてなぜかアドビの経験が必須でした(私はアドビを使った経験はありません)。その後はマッチする案件の連絡をもらえませんでした。

③A社

Indeedに登録していたレジュメを見て連絡をくれました。面談を設定してもらい、その中でひとつ紹介したい案件がある、と紹介してくれました。内容的にも興味のある内容で裁量権のある仕事。ただ問題は通勤往復3時間ほどの立地であること・・・。と言ってもせっかくなのでフレックスタイムも検討してくれると了承を得たうえでアプライさせてもらうことに。すぐに面接をしましょう、という流れになりました。雇用形態としては、数か月間はA社に所属して派遣という形で就労をし、途中から直接雇用に切り替える流れだそうで、まずはA社社長さんとの面談(日本語、Zoom)でした。こちらは無事にパスして、次は現地に赴いての2次面接。

現地日系企業での面接

約束の時間の20分前に到着して、案内された入ってすぐの椅子で面接の時間まで待ちました。見たところ日本人の影はありません。面接に案内されると、面接官はなんと4人。アメリカ人ひとり、アジア系の社員の方2人、日本人の方ひとりでした。未経験職種だったからか、かなり日本の就職活動と近しい内容をがっつり聞かれました。覚えている限りで聞かれた内容は以下の通り。

1.あなたについて教えてください
2.志望理由
3.前職の経験
4.大学の専攻について
5.今までの経験の何がこの仕事に活かせると思うか
6.上司が自分とは違う意見だった場合はどうするか
7.あなたを色に例えると?
8.逆質問
9.雑談
Visaの人はあまり採用していない云々の話、本当に週5で通えるのか、保育園を会社の近くに移すつもりはないのか、残業は一切できないのか、等

30分ほどで終えました。A社担当者との話ではフレックス制(4時退社)を検討してくれるとのことでしたが全くそのつもりはなさそうで、残業が出来ない点についても微妙な反応・・・。子育て中の就職とはこういうものなのか、と少々悲しい気持ちになりました。

結果としては、やはり週5で通うのは難しいでしょうとのことで不採用。少し落ち込みましたが雰囲気も合わない気がしたのですぐに立ち直りました。コロナ禍はフルリモート求人も結構あったそうですが今は出社型に切り替えている企業が多いとどのエージェントも言っていたので、現地日系企業にはここで見切りをつけることが出来ました。

おそらく都市部に住んでいらっしゃる方であれば求人は選べるくらいにはあると思います!
エージェントの方もきっと親身に相談に乗ってくださる・・・はず。

日本の企業のリモートワークを検討

ひとまず試しに前職の同期に相談すると、上司に掛け合ってくれてすぐに上司の方を交えてオンラインでお話をさせてもらうことに。かなり前向きに検討してもらえたものの、数週間後、システムの都合で海外からのフルリモートは受け入れられなかったと連絡をもらいました。The日系企業、という感じの前職。数年で変革したのかなと思いましたが、やむなしです。

ちなみに上記回答を待っている間にクラウドワークスを初めてみました。手始めに・・・と思い最初に受けてみた案件が、「データ入力2万字、400円」。安っと思いましたがクラウドワークスの実績もないしタイピングには自信があったのでトライしてみました。いざ始めてみるとなんと内容はレシートの内容の入力。店舗ごとにカタカナだったりひらがなだったり漢字だったり・・・恐ろしいほどに時間がかかりました。なんと合計11時間。11時間で400円。衝撃的でした。勉強代と思って意地でも期限内に提出しましたが、もうそれ以降案件を探すのは辞めました。

それとは別で、ノルマもなく業務委託の形で時間があるときに資料を作成する仕事に応募・採用してもらいましたが、こちらはそもそもの案件が少なく本業とするには物足りませんでした。

現地飲食店へ

半端な日本の仕事を家に引きこもってやるよりは、現地での英語を使った仕事の経験を積む方がいいか、と思い直しました。ということで飲食店向けにレジュメ(履歴書)を書き直し、レジュメ配りを開始。カナダでの仕事探しの経験から、オンラインでアプライしても返事は基本的には返ってきません。店舗に直接行ってマネージャーに手渡しをするのが一番有効で、手っ取り早いです。ということでまずは近所でお気に入りのアジア料理屋さんへ。カナダでカフェ経験はあるのでカフェもいいかなと思ったのですがせっかくなら別の経験を積んでみたいと思い、レストランにアプライしてみました。レジュメを持って行った日、残念ながらマネージャーさんはいなかったのですが、翌日電話がかかってきてすぐに面接をすることに。面接では、いつ働けるか、ビザの確認、希望の就労時間などを聞かれました。
翌日テキストが来て、「〇日から働いてもらえる?」とのこと。採用していただきました。ということで飲食店での仕事探しはレジュメ配り1件目で無事にお仕事が決まりました。

レジュメの渡し方

需要があるかはわかりませんが・・・

まず、お店に入ったらまずは目の合った店員さんに挨拶から始めましょう。

「Hi,how are you?」

(おそらくお客さんだと思って対応されているので)
「Actually I’m looking for a  part time / full time job now. Is there a manager here? 」

もしいる場合はマネージャーが出てきてくれます。元気に挨拶、レジュメを渡して反応を見ましょう。うまくいけばそのまま面接させてくれるケースもあります。

いない場合は「Could you please pass this resume for her/him? I’m avalable to work every weekdays.」等と、少し情報を加えながら渡しましょう。

 

以上です!紆余曲折しながらの仕事探し、まあ納得のできる形で終えられたかな!と思っています。レストランの仕事はちなみに今のところ楽しいです。もし悩まれている方がいたらぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

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