ワシントン州の州都がシアトルじゃないって知ってた?オリンピア周辺情報をご紹介

アメリカ生活

こんにちは。ワシントン在住のリサです。

まずそもそも日本人にとって「ワシントン州」の認知度はそんなに高くないですよね。「ワシントン」という地名を聞くと最初に「ワシントンDC」が浮かぶ方が多いんじゃないかと思います。皆さん、わかっているとは思いますがワシントン州はアメリカ最北西に位置する(アラスカを除く)州です!そんなワシントン州の州都がシアトルではなく、シアトルから1時間程南に行った「オリンピア」という街であることはご存じでしょうか。

オリンピア

 

こじんまりとして温かみのある可愛らしい街です。オリンピックナショナルパークの玄関口であるポートエンジェルスまでは車で2時間半。国立公園巡りの中継地点に選んでもいいんじゃないかなと思います。

ちなみにオリンピアという名前はオリンピアの北にあるオリンポス山から来ているそうです。オリンポス山の由来は1788年にイギリス人がギリシャのオリンポス山に似ているから、という理由で命名したようです。

オリンピアの見どころ紹介

私の肌感覚でいうと、オリンピアダウンタウンの目抜き通りは「Capitol way」。こちらの通り沿いにはいくつかの雑貨屋さんや、カフェ、レストランなどが並びます。そんなオリンピアの見どころを紹介していきたいと思います。

州議会議事堂

Exit105を出るとどーんとそびえたつ建物がそれです。中に入って無料のツアーに参加することも出来ます。荘厳な造りでお城のようにも見えます。カナダのビクトリアにある州議会議事堂に似ています。

Olympia Farmer’s Market

 

4~10月は木・金・土・日、11~12月は土・日、1~3月は土曜日のみオープンしているファーマーズマーケットです。ローカルのファーマーたちが新鮮なお野菜や果物、シーフードなどを販売しています。バンドの演奏を聴きながら購入したフードを食べる時間は大変優雅なものです。お子さん連れの方はフルーツを買うと無料でひとつりんごをもらえることがあります。お店によっては現金のみの取り扱いとなっているところも。もし現金がなければマーケット入り口のATMを利用するか、もしくは受付でトークンをカードで購入することもできます。おすすめのショップも紹介していきたいと思います。

The Bread Paddler

ダウンタウンの店舗の外観

ダウンタウン内にカフェと併設する形でお店を開いているパン屋さんがマーケットにも出店しています。たくさん種類があるのですが昼過ぎにはかなりの数のパンが売り切れてしまいます。

Sound Fresh Clams & Oysters

    

フレッシュな貝類が並ぶこちらのお店。タイミングが合えばその場で食べられる牡蠣が一つ単位で買えることも。お値段はリーズナブルながら、クオリティはとっても高いです。マニラクラムも肉厚で、食べ応えばっちりでした。

Heritage Park

マーケットからWest Bay沿いに15分程歩いていくと見えてくる、湖に面した緑あふれる公園です。特にプレイエリア等があるわけではないのですが、湖の先には州議会議事堂を眺めることが出来、晴れた日にはピクニックやお散歩をしても気持ちがいいです。こちらの湖は一周歩くことも出来ます。

Hands On Children’s Museum

 

有料の子どもの遊び場です。建物は2階建てで、お外遊びも出来ます。1歳半から料金がかかるので、家族構成次第ではファミリープラン(年間パスポート)に加入してしまってもいいかも。事前にオンラインでチケットを購入することも出来ます。かなり広く、アクティビティも充実している為、ポートランドからわざわざこちらまで遊びに来る友人もいるほどです。お子さん連れでお時間のある方はぜひ行ってみてください。参考までに2歳児連れの私の平均滞在時間は2時間程です。中にカフェテリアをもあるので一旦お昼休憩をして再び遊びに行くことも出来ます。週末行かれる際は先述の通り路上駐車が無料なので公式の駐車場よりも路上駐車を狙った方が数ドルですが安く済みます。

Olympia Coffee Roasting

 

2005年にオープンし、現在8店舗構えるカフェ。豆の種類も豊富でお味もおいしいです。お店はとても落ち着いた雰囲気で店員さんもフレンドリーなので居心地がいいです。オリンピアに来た記念に訪れてみてはどうでしょうか。

Olympia Oyster House

Heritage Parkの真向かいにあるレストラン。パティオの席もあります。店内は広いので、ピーク時でもそこまで待たずに入れるかと思います。オイスターのメニューは店員さんに聞くと教えてくれます。新鮮な牡蠣を楽しめることはもちろんですが、他のメニューも外れはないです。お値段もそこまで高くもなく、ちょうどいいレストランだと思います。

Bittersweet Chocolate LLC

  

おしゃれなチョコレートがひとつから買えます。ジェラートやホットチョコレートも買えます。こちらのジェラートは高級なチョコレート屋さんにもかかわらずお値段もお手頃でおいしい是非行ってみてください。

Olympia Seafood Company

   

オリンピアを中継地点にしてどこかに行かれるのであれば厳しいかもしれませんが、当日中にご自宅に帰られる方であればせひ。新鮮なシーフードが手に入るので地元の人も良く利用しています。ファーマーズマーケットから歩いて来られますが、駐車場が沢山あるので車を動かして来てもいいかも。

 

少し足を延ばして・・・

Left Bank Pastry

   

ダウンタンから車で10分程、本格的なフレンチベーカリーショップです。朝早くからオープンしており、人気なパンやケーキはすぐに売り切れてしまうので、もしいかれる際は朝早くに行かれることをお勧めします。地元民に大人気のパン屋さんです。カフェが併設されています。

Billy Frank Jr. Nisqually National Wildlife Refuge

Ext114を降りてすぐのところにある広大な敷地を誇る公園です。駐車場から歩き始めて、まずは湿地帯を眺めながら木々の中を進みます。たくさんの鳥が観測できるので、バードウォッチング目当てに来られる方も多いです。夏はブラックベリーがそこら中に実っていて、甘い香りに包まれます。しばらく歩くと途中から視界がパッと開けて広大な景色が広がり、その先はボードウォークに続いています。ランニングしている人も良く見かけます。
しっかりと整備されているのでストローラーを押していても歩けます。

Schilter Family Farm

季節ごとにイベントを開いているファームです。上記Nisqually Parkから、道を挟んで反対側にあります。夏はひまわりフェスティバル、秋はパンプキンパッチ、冬はクリスマスツリーピッキングが出来ます。もし来られるタイミングがあったら事前に何かイベントを開催しているか確認されることをお勧めします。

Tumwater Falls

鮭が沢山泳いでいます

 

オリンピアの街から10分程で到着する滝です。鮭の孵化場が上流にある為、秋になるとたくさんの鮭たちが海から帰ってくる様子が見られます。川を力強く飛び跳ねる様子は一見の価値あり。上流で川を駆け上がってきた猛者たちを眺めることもできます。川沿いは木々に囲まれており夏でも涼しげでお散歩にもピッタリなスポット。

こちらのもう一つの見どころは滝の上流に今も残されている廃ビール工場。

元々は1869年モンタナ州出身のドイツ系移民のLeopold Schmidtがキャピタルブリューイングカンパニーを設立。1902年にオリンピアブリュワーとして名前を変えました。1914年にLeopoldが亡くなったのち、禁酒法時代に突入。ジャムやフルーツジュースの販売で経営をつなごうとするも、1921年にやむなく閉鎖に追い込まれました。1934年に再起したのち経営をいくつかの企業によって変わりましたが、2003年に再び閉鎖しました。現在旧ビール工場はタムウォーター市が管理しており、国及び州が指定する歴史財物として登録されています。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

緑が多く落ち着いた雰囲気のオリンピア、ぜひどこかのついでで良いので足を伸ばしてみてくださいね。

 

 

 

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