こんにちは。ワシントン州在住のリサです。
この度キャンプ完全初心者家族が日本が誇るアウトドア用品店、スノーピークが手掛けるアメリカ初の直営キャンプ場に行ってまいりましたのでレポートしていきたいと思います。
今年は4月頃から夏の気配を感じ始めたので、4月末ごろににポートランドにあるスノーピークのお店に行ってみたところ、皆さんとても親切にキャンプ初心者が揃えるべきものについて説明してくださいました。その話の中で、もし初めてだったらギアのレンタルもできるスノーピークのキャンプ場が出来たから行ってみると良いよ!と教えてくれたのがきっかけで2024年5月、7月と2回泊まりに行って来ました。
結論から言うと、とてもよかったです!とても良かったので、友人家族を誘ってリピートしてしまうくらいには良かったです。キャンプ未経験の私たちはテントの張り方も火おこしの仕方も分からず、タープに至っては「この布は何・・・」状態でしたが、スタッフの方が大変ご親切に助けてくださいました。
スノーピークキャンプ場の概要
日本が誇るアウトドア用品メーカー、スノーピークが2024年アメリカ初となるキャンプ場をワシントン州ロングビーチにオープンしました。シアトルからは車で3時間程、ポートランドからは2時間ほどでアクセルできる距離です。
ゲストハウス(上記地図右上)
こちらでチェックインをして、各キャンプサイトに移動します。車はゲストハウス横のパーキングに駐車する必要があるので、キャンプサイトまで行くことはできません。ゲストハウスに手押し車が十分な数用意されているので、そちらを使って各々自分のキャンプサイトまで荷物を運ぶことも出来ます。また、チェックインの時にお願いすればカートで荷物を運んでくれます(無料です)。
売店&カフェ(上記地図左上)
売店では買い忘れたちょっとしたものや、スノーピークのアイテムが手に入ります。キャンプ場という特別な空間の為お財布の紐が緩くなってしまうかもしれません・・・(私たちは想定外に和鉄ダッジオーブンを購入しました。)。薪と氷は屋外で営業時間に関係なく購入できます。
カフェではドーナッツやマフィンなども売っていました。ちょっとしたゲームやけん玉なども置いてあったので雨の日等はこちらでお時間を過ごされてもいいかもしれません。
シャワー、お手洗い、洗い場(上記地図左下)
シャワー、お手洗いは十分な数があり、また車いすアクセス可能な個室もいくつかあります。
個室内に電源もあったのでドライヤーの使用も可能です。
「Ofuro」(上記地図右下)
水着着用で入る大浴場です。こちらは6月に行ったときにはまだ認可が下りていないとのことでオープンしていませんでしたが、7月に訪れた時にはオープンしていました。入浴する枠を受付で管理していたので、入りたい方はチェックインの時か、念のため事前に電話して確認されると良いかと思います。夕方チェックインしたときにはすでに枠がいっぱいで、翌日の11時頃になんとかねじ込んでくれたのですが、チェックアウト後ということもあり私たちは断念しました。
キャンプサイトの種類
こちらのキャンプ場では用途に合わせて3種類のキャンプスタイルが選べます。全キャンプサイトに共通しているサービスは以下の通り。
・「Ofuro(大浴場)」使用権
ちなみに備品は当たり前かもしれませんがすべてスノーピーク製品なのでクオリティも高いです。
椅子等の備品についてはキャンプサイトにすでに用意されている時もあれば、受付でもらうケースもあり、そのあたりの対応はまちまちみたいでした(2024年7月時点)。焚き火台は事前に置いてありました。
Field Site(Mサイズ or Lサイズ) $55/Day~
自分のキャンプギアを持って行って、自由にキャンプを楽しめます(別料金でレンタルも可能)。
私たちは2回ともこちらを利用しました。大人ふたり+2歳児でしたが、Mサイズのキャンプサイトで十分なスペースが確保されているので、お隣の声なども気にならず就寝できました。
Mサイズ:1テントまで、最大6人まで(おおよその面積20′ x 40’)
Lサイズ:最大2テントまで、最大8人まで(おおよその面積30′ x 50′ or 20′ x 60’)
Tent Site $99/Day~
テントの設営、撤去をすべてやってもらえます。こちらはかなり人気なようで、まだ知名度の低かったであろう2024年5月の段階から予約がかなり埋まっていました。2泊以上の予約が必要になります。
自分で持っていく必要のあるものは、寝袋などの寝具、シャワーを浴びる時の靴、洋服、食事や飲み物のみ。焚き火台で調理をする場合は、網などが付属していない為、別途持参するか、「Takibi Kit」の予約が必要です。
Jyubako Suites $149/Day~
Jyubakoという名前のグランピングです。こちらの建物は世界的に有名な建築家隈研吾さんと共同開発されたんだとか。大人2名向けにデザインされており、最大2名までお子さんは一緒に宿泊できます(お子さん用のスリーピングマットは追加料金)。2泊以上の予約が必要になります。エアコン完備。
レンタル可能な備品
Takibi Kit $49/Day
備え付けの焚き火台と組み合わせて使えるセットです。ガスボンベは付属していないので別途必要になります(売店で購入可能です)。また、焚き火初心者の私たちではこの薪から火をおこすのに大変苦戦したので、自信のない方は着火剤や、炭を持参されることをお勧めします。最初に火を付けるための少量の木片?はついて来ます。
- Bundle of Firewood
- Jikaro Firering Table + Base Plate Stand
- Renewed Bamboo IGT Table Long
- Grill Bridge + Net
- Coal Bed
- Folding Torch + Fuel
- Fire Tools + Gloves
- IGT Four Unit Frame
- IGT 830mm Leg Set x 2
- IGT Four Unit Carrying Case
- Stainless Steel Half Unit Box x 2
- Waterproof Unit Gear Bag 220
- Cutting Board Set Large
- Flat Burner
- Gigapower 250 Fuel Canister (1)
Inflatable Mattress 2.5 $15/Day
2.5″(6.3cm)の厚みがあるマットレス。バルブを開ければ空気が入ります。(寝袋は含まれていません)
予約方法
公式サイトを開いて、希望の日付と宿泊人数を入力し「Book Now」ボタンからスタートします。特に迷う点もないかと思うので詳細な予約方法は割愛します。
もしかしたら改良しているかもしれませんが、予約完了メールは届きません。サイトから予約状況は確認でき、またフォローアップのメールも後に送られて来ます。
実際に泊まってみた感想
先にも述べましたが、総じてとても良かったです。キャンプの前後にロングビーチや、30分ほどでアクセス可能なオレゴン州アストリアの観光をすることも可能です。ただキャンプに慣れていて、よりワイルドな環境を望まれる方には少々イージー過ぎるかもしれません。
フィールドサイトの予約でも、スタッフの手が空いていればテント・タープの設営、火起こし等助けてくれます。予約当日に、テキストでチェックインの時間を教えてね、と連絡が来るのですが、そちらの番号に何か困ったことがあったらテキストすると返信をくれます(もちろん電話してもいいです)。
受付で配られるパンフレットにクワイエットタイムについても明記されていて、治安も良かったです。管理も手が行き届いていて、スタッフの方も頻繁に見回りに来られていました。
段々と認知度が上がってきたようで週末の予約は取りづらくなっているようですが、こまめにサイトをチェックすればキャンセルが出ることもあると思うので、ぜひトライしてみてください!私たちもまたタイミングが合えばJyubakoとOfuroにチャレンジしてみたいと思います!
ここまでお時間を頂きありがとうございました。